結婚式では、新郎新婦の紹介や親族・友人への感謝の言葉、馴れ初めから結婚までの経緯などを伝えようと、ムービーやスライドショーを使う機会が生じてくると思います。しかし、スライドショー初心者の人は、どのように作成すればよいか分からないことだらけでしょう。そこでここでは、結婚式のスライドショーを作成する際の流れや作成方法、作成時のコツ、おすすめアプリなどを紹介します。
結婚式スライドショーの基本的な作り方
まずは、結婚式のスライドショーを作成する際の基本的な流れを紹介します。最近は技術が各段に進歩しており、初心者でも簡単に素敵なスライドショーが作成できますので安心してください。ポイントは、スライドショーに掲載する写真・動画などのコンテンツになります。詳しく見ていきましょう。
スライドショーを作成する目的の確認
最初に行うべきことは、スライドショーを作成する目的の確認です。結婚式でスライドショーを使う場面といえば披露宴の余興で上映する、ウェイティングルームで流すなどが考えられます。そこでスライドショーを観る人は新郎新婦をどれだけ知っているのか、新郎新婦も観るのかなど想像してください。そして、その人たちに喜んでもらうことを目的にして、スライドショーを作成しましょう。
新郎新婦の情報を集める
目的を決めたら、次はスライドショーの主役となる新郎新婦の情報を集めましょう。好きな物や嫌いな物、思い出の場所・音楽・イベント、好みの音楽などの情報を集めましょう。自分の知識だけでは不安があるという人は、新郎新婦に直接尋ねるのがてっとり早いです。新郎新婦に内緒でスライドショーを作成している場合は、新郎新婦の友人や家族に尋ねるなどして準備を進めましょう。
スライドショーのテーマを決める
目的が決まり、新郎新婦の情報が収集できれば、おおよそどのような展開のスライドショーを作成すればよいか、テーマが見えてくるはずです。「新郎新婦の生い立ちから結婚までを紹介する」「新郎新婦の友人や家族を紹介する」といったいくつかのテーマの中から、最も喜ばれそうなものを決めましょう。
写真や動画を集める
テーマを決めたら、必要になりそうな写真・動画を集めましょう。自分が過去に撮影した写真だけでは足りない場合は、新郎新婦や友人、親族に依頼する必要があります。スライドショーのテーマが定まっていれば「生い立ちを紹介したいので、子どもの頃の写真をお借りしたい」など相手に説明するのも容易になります。また、テーマが決まっていれば、写真の取捨選択も素早く進められるでしょう。
BGMを決める
スライドショーを流す際のBGMの選び方も、腕の見せ所です。せっかくの結婚式ですから、その場のムードを盛り上げる印象的なBGMを選びましょう。新郎新婦が好きなアーティストの音楽を利用するのも、ひとつの手です。また、BGMの長さによりスライドショーの長さが決まってくるので、流す時間が決まっている場合は合わせる必要があります。
構成を考える
スライドショーのBGMが決定したら、BGMの長さを基準にスライドショーの構成を考えます。写真や動画を映すだけでも良いですが、写真にコメントを入れたりエフェクトをつけたりと、工夫を凝らしてみましょう。
スライドショー作成アプリを使う
写真やBGMが決まり、構成も決まったら、スライドショー作成アプリで完成させましょう。最近のスライドショー作成アプリは、写真にエフェクトなどの特殊効果が付けられたりイラストが挿入できたりと、さまざまな機能が用意されています。スライドショー初心者でも、簡単におしゃればスライドショーが作成できるので安心してください。
結婚式におすすめのスライドショーアプリ
スライドショーアプリは非常にたくさんあり、どれを使えばよいか戸惑う人も多いでしょう。ここでは、結婚式のスライドショー作成時によく利用されているアプリを紹介します。
Canva
パソコンでスライドショーを作成する場合は、Canvaがおすすめです。Canvaは無料で利用できるオンライングラフィックデザインソフトで、ポスターやWebサイトのデザイン、ロゴの作成などさまざまな用途に利用できます。もちろんスライドショーの作成も可能です。Canvaは結婚式向けのテンプレートを複数用意しており、画像や音楽を入れ替えるだけで、おしゃれな結婚式スライドショーが作成できます。直感的に操作できるので、初心者も簡単に利用できるでしょう。なおCanvaの使い方をまとめたページもありますので、ご参照ください。
Canvaは無料版と有料版の2種類が用意されています。無料版でも十分に利用できますが、有料版ではよりたくさんのテンプレートやテキストアニメーションといった各種素材が利用できたりと、メリットは多いです。無料の試用期間も用意されているので、試してみるのもよいでしょう。
レコフォト
結婚式を演出するスライドショーをスマートフォン上で簡単に作成できるアプリで、iPhoneおよびAndroidに対応しています。最大の特徴は、人気アーティストの楽曲など市販曲を自由に利用できる点です。著作権の心配なく利用できるため、安心してスライドショーを映すことができるでしょう。作成したスライドショーはDVDで送られます。最短で翌日に発送されるので、時間がないときでも便利に使えます。
LoveYou
結婚式ムービーをプロに格安で依頼できるスマホアプリで、iPhoneおよびAndroidに対応しています。お気に入りのスライドショーができるまで何度も修正可能（結婚式までの納期が迫っている場合は修正できないこともあり）なので、クオリティにこだわりたい人におすすめです。不明点はメールや電話、LINEなどで問い合わせができるのもうれしいポイントです。
結婚式のスライドショーを作成するときのポイント
写真の選定や動画編集などを終え、いざスライドショーを作成する段階になると、「ここはどうすればよいのか」といった疑問が次々に浮かんでくるでしょう。ここでは、結婚式のスライドショーを作成するときに押さえておきたいポイントを紹介します。
写真1枚あたりの表示は5～7秒程度にしよう
おおよその人は、（内容にもよりますが）写真をきちんと認識するまで5秒程度は必要とするケースが多いようです。しっかりと見せたいシーンや、テキストも一緒に掲載する場合などはもう少し長くても問題ありません。ただし、あまり長すぎると全体が間延びしてしまいますので、最大でも7秒程度を目安にするとよいでしょう。
テキストメッセージは20文字程度にしよう
映画やテレビの字幕は、1秒あたりおおよそ4文字で計算していることが多いです。スライドショーで1枚の写真を5秒表示したと仮定した場合、一緒に見せるテキストメッセージは20文字程度がベターといえます。表示する時間が長い場合やテキストメッセージのみ見せる場合は、もう少し長くしてもよいでしょう。
スライドショーの長さは6～8分程度にしよう
人が集中できる時間は、15分程度といわれています。ただしこの数値はあくまで一般論です。また、結婚式には老若男女が集まりますから、おおよそ半分となる6～8分に収めれば、多くのゲストが無理なく集中できるでしょう。
写真の枚数は40枚程度にしよう
写真の枚数は、スライドショーの長さから逆算してみましょう。仮に7分（420秒）とした場合、まずオープニングとエンディングロールで20秒ほどかかります。すると、実際のスライドショーを流す時間は400秒です。また、写真1枚の表示時間6秒に写真の切り替え時間4秒を加えると、1枚あたり10秒かかります。最後に400秒を10秒で割ると、40枚程度が適切であるといえます。
プロのスライドショー制作会社に依頼する手もあり
「結婚式スライドショーを作成したいけど、時間がなくて難しい」という人もいるのではないでしょうか。そのような人は、自作するのではなく制作会社に依頼するという手もあります。一定の費用は発生しますが、プロの手による高品質なスライドショーが手軽に入手できるのは魅力です。ここでは、結婚式のスライドショーが作成できる制作会社を紹介します。
ナナイロウェディング
ナナイロウェディングは、ウェディングムービーの制作に特化したサービスです。オープニングムービーやプロフィールムービー、エンドロールなどが依頼可能です。写真やコメント、ビデオ動画などの素材をスマートフォンや郵送で送れば、おしゃれなウェディングムービーを制作してくれます。修正料金は無料なので、納得のいくまで作り込むことも可能です。商品に満足できない場合は、注文料金の100％を返金できる点も安心。LINEや電話など、サポート体制も充実しています。
WEDDINGWISH
WEDDINGWISHは、結婚式ムービーを作成するウエディングムービー作成会社です。こちらもオープニングムービーやプロフィールムービーなどが依頼可能。スマートフォンから写真や文章をデータとして送れば、プロの映像クリエイターが高いクオリティの結婚式ムービーを作成してくれます。WEDDINGWISHのWebサイトには、実際に作成した結婚式ムービーが掲載されているので、チェックしてみてはいかがでしょう。Web上から見積もりを取ることもできます。
まとめ
結婚式で映すスライドショーは、いわば新郎新婦の自己紹介のようなものです。新郎新婦の二人にとって、結婚式は一生に一度の晴れ舞台です。すべての参会者が感動するようなスライドショーを作成して、結婚式を盛り上げてください。
